EPISODE2 胸に力と偽りと(全セリフ)

予告

歌を信じ、脅威に満ちた世界を変えると誓った二人。
だが、決別の瞬間はあまりにも早く、
防人は満ち足りた日々を棄てるのも厭わず、命奏でて天に羽撃く。
Gの咆哮――猛る虹色の輝槍は、覆う闇を突き穿つ。
あの日、手を繋ぐ少女が起こした奇跡の再現は、夜明けの光となりうるか。


『EPISODE2 胸に力と偽りと』
アバン:前回のあらすじ
---
OP
---
(Aパート)
---
弦十郎「……。」
---
(防衛省)
---
弦十郎「斯波田事務次官!」
斯波田「厄ネタが暴れてるのはこっちばかりじゃなさそうだぜ。ああ~…少し前に遡るがな、米国の聖遺物研究機関でもトラブルがあったらしい。なんでも、今日まで解析してきたデータの殆どがお釈迦になったばかりか、保管していた聖遺物までも行方不明って話だ。」
弦十郎弦十郎「こちらの状況と連動していると…?」
斯波田「ソバに喩えるならオリってことはあるめぇ。まぁ、ニハチでそういうこったろう。」
---


マリア「我ら武装組織フィーネは各国政府に対して要求する。そうだな、差し当たっては…国土の割譲を求めようか!」
「バカな…!?」
マリア「もしも24時間以内にこちらの要求が果たされない場合は、各国の首都機能がノイズによって不全となるだろう!」
---
ナスターシャ「…あの子ったら…。」
---
「どこまでが本気なのか…。」
マリア「私が王道を敷き、私達が住まう為の楽土だ。素晴らしいと思わないか?」
---
斯波田「へっ、しゃらくせぇな。アイドル大統領とでも呼びゃあいいのかい?」
---
藤尭「一両日中の国土割譲なんてまったく現実的ではありませんよ!」
弦十郎「急ぎ対応にあたります!」
斯波田「おう!頼んだぜ。」
---
(会場のざわめき)
---
「何を意図しての騙りか知らぬが――」
マリア「わたしが騙りだと?」
「そうだ!ガングニールのシンフォギアは貴様のような輩にまとえるものではないと覚えろ!」
(絵コンテには“そうだ!”の後に“例えそれが騙りでないとしても、”が入ります。)
「Inyuteus amenohabakiri――」
緒川(通信)「待って下さい翼さん!」
「ぁっ…?」
緒川(通信)「今動けば風鳴翼がシンフォギア装者だと全境に知られてしまいます!」
(絵コンテにはセリフの前に“このライブは世界中に中継されているんです!”があります。)
「でも、この状況で…。」
緒川(通信)「風鳴翼の歌は!戦いの歌ばかりではありません。傷ついた人を癒し、勇気づけるための歌でもあるのです。」
マリア「確かめたらどう?私の言ったことが騙りなのかどうか…。」
「……。」
マリア「…なら、会場のオーディエンス諸君を解放する!ノイズに手出しはさせない!速やかにお引き取り願おうか!」
(絵コンテではセリフの前に“なるほど。確かめないのは、確かめられないからなのね。”が入っています。上記も含め、尺上カットされたのでしょうか?)
---
「何が狙いだ…?」
マリア「ふふ…」
ナスターシャ(通信)ナスターシャ(通信)「何が狙いですか?」
---
ナスターシャ「こちらの優位を放棄するなど筋書きにはなかったはずです。説明してもらえますか?」
---
マリア「このステージの主役はわたし。人質なんてわたしの趣味じゃないわ。」
(絵コンテでは“わたし”のあとに“だから、わたしのやりやすいようにさせてほしいの。……それに”と続きます。)
---
ナスターシャ「地に汚れることを恐れないでッ!」
(絵コンテでは“私たちの大成を成すには避けられないことよ。”と続きます。)
---
ナスターシャ(通信)「はぁ…調と切歌を向かわせています。作戦目的を履き違えない範囲でおやりなさい。」
マリア「了解マム。ありがとう…。」
---
ナスターシャ「はぁ…。」
「聞こえて?」(ウェル博士と通信しているようです。ずっと調と切歌だと思ってました。)
---
(観客悲鳴)
---
弦十郎「(フィーネと名乗ったテロリストによる国土割譲の要求…ノイズを制御する力により世界を相手にそれなりの無理を通すこともできるだろう。だが…。)」
---
緒川(通信)「人質とされた観客たちの解放は順調です。」
(絵コンテでは“会場付近にて保護をお願いできますか?」”と続く。)
---
弦十郎「わかった。あとは…。」
(絵コンテでは真ん中に“一課に出動を要求しておく。”というセリフが入ります。)
---
緒川「翼さんですね。それは僕の方でなんとかします。」
---
未来「……。」
安藤「ヒナ。」
未来「ぁ…。」
安藤「わたしたちがここに残ってても足を引っ張っちゃうよ。」
寺島「立花さんだって遅刻してますけど、向かってるんですし…。」
板場「期待を裏切らないわよ、あの子は!」
未来「そう…だよね。わかった。」
「(響…早く来て…。)」
---
「よかった…。じゃあ観客に被害は出てないんですね?」
藤尭(通信)「現場で検知されたアウフヴァッヘン波形については、現在調査中。だけど、またくのフェイクであるとは…。」
「……。」
「わたしの胸のガングニールがなくなった訳ではなさそうです。」
弦十郎(通信)「もうひと振りの…撃槍……。」
「それが…黒いガングニール…。」
---
緒川「(今翼さんは、世界中の観客の視線にさらされている。その死線の檻から翼さんを解き放つには…。)」
「!?」
---
切歌「やっべえ!アイツこっちに来るデスよ。」
調「大丈夫だよキリちゃん。いざとなったら…。」
切歌「うわわわっ。調ってば穏やかに考えられないタイプデスか?」
緒川「どうかしましたか?」
切歌「うぇえ!?」
緒川「早く避難を!」
切歌「あ、えーっとデスね…。」
調「…じー……。」
切歌「こ、この子がね、急にトイレとか言いだしちゃってデスねっ。あははは~まいったデスよ~。」
緒川「えっ!?あ、じゃあ、用事を済ませたら非常口までお連れしましょう。」
切歌「心配無用デスよ。ここいらでちゃっちゃと済ませちゃいますから大丈夫デスよ。」
(絵コンテでは“お兄さんも急ぎの用事があるみたいデスし…。大丈夫デスよ…。”というセリフが続く。)
緒川「…わかりました。でも、気をつけて下さいね。」
切歌「は、はいデス~。アハハハハハ…はぁ~…。何とかやり過ごしたデスかね…?」
調「…じーー……。」
切歌「ん?どうしたデスか?」
調「…あたし、こんなところで済ませたりしない…。」
切歌「さいデスか…。まったく、調を守るのは私の役目とはいえ毎度こんなんじゃ身体が持たないデスよ…。」
調「……いつもありがとうキリちゃん。」
切歌「それじゃあこっちも行くとしますデスかね。」
---
マリア「…帰るところがあるというのは……羨ましいものだな…。」
「…マリア…貴様はいったい…。」
マリア「観客は皆退去した。もう被害者が出ることはない!それでも私と戦えないというのであれば、それはあなたの保身の為!」
(絵コンテでは“思い違いはしないで貰えるかしら。私はただ、あなたの本気の歌が聞きたいだけ!!”というセリフから始まっています。)
「ッ!」
マリア「あなたはその程度の覚悟しか出来ないのかしら?」
「フッ!」
「ぁぁ…!」
「…ッ!」
---
「中継されている限り、翼さんはギアを纏えない!」
クリス「おい!もっとスピード上がらないのか!」
友里「あと十分もあれば到着よ!」
「~!!」
---
マリア「フッ!っ!」
「クッ…!」
「(よし!カメラの目の外に出てしまえば!)」
マリア「ハッ!クゥゥ!フン!」
「あなたはまだステージを降りることは許されない。」
「グッ…ぁぁ…!!」
マリア「ハッ!?勝手なことを!」
---
「翼さーん!」
クリス「ぁぁ…!」
---
「(決別だ…歌女であった私に…。)」
---
「翼さんが歌を捨てるつもりで…。」
---
「聴くがいい!防人の歌を!」
---
(Bパート)
---
「えー!!なんで消えちゃうんだよーー!翼さん!翼さーん!」
クリス「ぁぁ?」
友里「現場からの中継が遮断された!?」
クリス「ってことはつまり!」
友里「ええ。」
「え?ぅえ?」
---
翼(聖詠)「Inyuteus amenohabakiri tron…」
(歌:『月煌ノ剣』)
---
翼(歌)「ひとつ目の太刀 稲光より 最速なる風の如く」
(蒼ノ一閃)
翼(歌)「二つ目の太刀 無の境地なれば 林の如し」
(逆羅刹)
---
マリア「中継が中断された!?」
---
緒川「ハァ…ハァ…、シンフォギア装者だと世界中に知られてアーティスト活動が出来なくなってしまうなんて、風鳴翼のマネージャーとして許せるはずがありません。」
---
(爆発)
未来「ウッ…!」
安藤「っ…!?」
「ぁ…。」
未来「翼さん…。」
---
「……。」
マリア「……ふっ。」
---
「いざ…推して参るッ!」
「ッ!」
マリア「クッ」
「フッ!!」
「ぁぁ…!?ッ!!」
「このガングニールは本物!?」
マリア「ようやくお墨を付けてもらった!そうよ!これが私のガングニール。何物をも貫き通す無双の一振り!」
「フッ!」
「ッ!」
「クッ…だからとて!わたしが引き下がる道理など、ありはしない!」
ナスターシャ(通信)「マリア、お聞きなさい?」
---
ナスターシャ「フォニックゲインは現在22%付近をマークしています…。」
---
マリア「(…!?まだ78%も足りてないッ!?)」
「な…!?」
マリア「ッ!」
「私を相手に気を取られるとは!」
---
翼(歌)「幾千幾万幾億の命 全てを握りしめ振りかざす その背も凍りつく 断破の一閃 散る覚悟はあるか」
(風輪火斬)
---
マリア「つぅっ!」
「話はベットで聞かせてもらう!」
マリア「クッ!」
「ッ!?」
---
(鏖鋸・シュルシャガナ)
調(歌)「首をかしげて指からするり落ちてく愛を見たの」
(α式百輪廻)
---
切歌「行くデス!」
(切・呪リeッTォ)*キル・ジュリエットォ…って読みます。*
---
「ぁぁ…!グッ…!」
調「危機一髪…」
切歌「まさに間一髪だったデスよ。」
「装者が…三人…ッ!?」
---
緒川「…あの子たちはさっきの…。」
---
マリア「調と切歌に救われなくても、あなた程度に遅れをとる私ではないんだけどね。」
「…貴様みたいのはそうやって…。」
マリア「?」
「…見下してばかりだから勝機を見落とすッ!」
マリア「上か!?」
---
クリス「どしゃぶりだ!十億連発!!」
(BILLION MAIDN)
---
マリア「ッ!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
マリア「ぅ…ハッ!」
「ッ!」
「やめようよ、こんな戦い!今日出会ったばかりの私達が争う理由なんてないよ!」
調「そんな綺麗事を!」
「えッ!?」
切歌「綺麗事で戦う奴の言う事なんか信じられるものかデス!」
「そんな!?話せば解り合えるよ…戦う必要なんか――」
調「偽善者!」
「ぇ…?」
調「この世界にはあなたのような偽善者が多すぎる!」
---
調(歌)「だからそんな世界は伐り刻んであげましょう!」
---
「ぁ…!」
「ッ!何をしている立花!!」
「あっ…。」
切歌「デス!」
クリス「クソ!近すぎんだよ!」
切歌「フッ!」
「ッ!…ハッ!」
マリア「ッ!…ふ……ハッ!」
「わ、わたしは、困ってるみんなも助けたいだけで…だから…。」
調「それこそが偽善。」
「!?」
調「痛みを知らないあなたに、誰かのためになんて言ってほしくない!」
---
(γ式卍火車)
---
「ぁぁ…!」
クリス「どんくさいことしてんじゃねぇ!」
「気持ちを乱すな!」
「は、はいッ!」
---
(Total Dutput Level Percent 024)
ナスターシャ「この伸び率では数値が届きそうもありません…。最終手段を用います。」
---
マリア「フッ!フッ!」
「…!」
「わわわ!何、あのでっかいイボイボ!?」
調「…増殖分裂タイプ…。」
切歌「こんなの使うなんて聞いてないデスよ!」
マリア「マム…。」
---
ナスターシャ「三人とも退きなさい。」
(“作戦目的の遂行最優先事項です。”というセリフがカットされたみたいですね)
マリア(通信)「わかったわ…。」
---
「アームドギアを温存していただと?!」
(絵コンテでは“「アームドギア!?わたし達を相手に力を温存していたなど?」
”というセリフでした。)
---
(HORIZON†SPEAR)
---
クリス「おいおい!自分らで出したノイズだろ!?」
「ここで撤退だとっ!?」
クリス「せっかく温まってきたところでシッポを巻くのかよ!」
「あー!ノイズが!!」
「ハッ!」
「こいつの特性は増殖分裂…。」
クリス「放っておいたら際限ないってワケか…。そのうちここから溢れだすぞ!」
---
緒川「皆さん聞こえますか?」
「会場のすぐ外には避難したばかりの観客達がいます。そのノイズをここから出すわけには…。」
---
「観客…!みんなが…。」
「うかつな攻撃ではいたずらに増殖と分裂を促進させるだけ…。」
クリス「どうすりゃいいんだよっ!」
「…絶唱……絶唱です!」
クリス「あのコンビネーションは未完成なんだぞッ!?」
「ぅん…!」
「増殖力を上回る破壊力にて一気に殲滅…。立花らしいが理にはかなっている…。」
クリス「おいおい本気かよ。」
三人「…うん。」
「いきます!…S2CAトライバーストっ!」
---
三人(絶唱)「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolonzen fine el baral zizzl Gatrandis babel ziggurate edenal Emustolrozen fine el zizzl…」
---
「スパーブソング!」
クリス「コンビネーションアーツ!」
「セット!ハーモニクス!」
---
「ぅぅぅぅ…!」
「耐えろ立花!」
クリス「もう少しだ!」
---
緒川「S2CAトライバースト…装者三人の絶唱を響さんが調律し、ひとつのハーモニーと化す。それは手を繋ぎ合う事をアームドギアの特性とする響さんにしかできない。だが、その負荷は響さん一人に集中する…。」
「うぅぅわぁぁぁぁぁ!」
---
(観客どよめき)
板場「ぁぁ…。」
未来「響…。」
---
「今だ!!」
「レディ…ッ!!」
「…!」
クリス「ぶちかませ!」
「これが私たちのぉぉ!絶唱だーー!!」
---
(板場たちのどよめき)
---
切歌「なんデスか?あのトンデモはッ!?」
調「…キレイ…。」
マリア「こんなバケモノもまた…私たちの戦う相手…。クッ!」
---
(COMPLETE)
ナスターシャ「ふっ…夜明けの光ね…。」
---
調(回想)「そんな綺麗事を!」
「痛みを知らないあなたに誰かのためになんて言ってほしくない!」
---
「無事かッ!?立花!」
「…平気…へっちゃらです。」
クリス「へっちゃらなもんか!痛むのか?まさか絶唱の負荷を中和しきれなくて…。」
「ううん…。」
「私のしてる事って偽善なのかな…。」
---
「胸が痛くなることだって知っているのに…。」
「うっ…ううう…ぅぅ……。」
クリス「…お前…。」
---
ウェル「……。」
ED


第三話予告

覚醒の鼓動――そして、広がる新天地。
その道を征くと誓った少女たちなれど、
怒りに傷み、痛む手では誰の手も繋げないとまだ知る由もない。
通した袖の温もりは、昨日に馴染めなくても確かな今日。
たとえそっぽを向いたとしても、君の明日は君が見つめる先にこそ。


おまけ
繝医y繝・ヨ邨オ50
THE・英雄

繝医y繝・ヨ邨オ52
投げ銭

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://a191817.blog.fc2.com/tb.php/584-163b5d65